かつぜつ

舌の動きが重要

「かつぜつ」という言葉が辞書に見当たらず、パソコンの変換もできないのは、もともと演劇や放送関係で用いられていた語(いわゆる専門用語)が、近年になって使用範囲を一般にまで広まったからです。

かつぜつ（滑舌）は、「発音の際の滑らかさ」や「（発音を滑らかにするための）発音の練習」という意味を表わす語で、字の通り舌の回りが滑らかであること。つまりかつぜつにおいて舌は重要な位置づけにあるということです。

かつぜつの悪い人は口を大きく開けて話す事に重点をおくけど、実際は口の開きが狭くても綺麗に話せます。カチカチするぐらい歯を閉じて話す練習や、歯を閉じたままで早口言葉や朗読練習するといいと思います。

割り箸を口で挟んだまま喋る練習もよいです。それを習慣化すれば自然と、舌が効率よく回る位置を覚えるんだとか。口を開かないでも話せるようにした方が、かつぜつの治りが早いとも言われています。

かつぜつを改善するためには、自分のくせをしっかり理解することが先決でしょう。その上で正しいかつぜつと、悪いかつぜつの違いを良く見極め、第3者に見てもらいながら発音練習すると、かつぜつ改善に弾みがつくと思います。

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