商品先物、外国為替取引とスワップレート

スワップレートとは

様々なスワップレート

スワップレートとは、スワップ取引により発生する利子に関わる円(日本通貨)の額を海外通貨表示の金額で割った金額のことです。ドル‐ドルや円‐円のように同一通貨における交換レートのこともスワップレートと言います。

例えばドル/円の3ヶ月先物はドルが円に対して70銭(70ポイント)のディスカウントとなる場合、3ヵ月先物は直物よりも70銭安い事になります。この70ポイントのことをスワップレートといいます。

外国為替取引の世界でスワップと言えば、高金利通貨を買って低金利通貨を売った時に得られるポイントのことを指します。

スワップ期間をとおしての合計額をとった場合の金額を平均スワップレートと言い、スワップレートは価格の変動により、日々上下していきます。

スワップ金利は売買日ではなく受渡日を基準としているので、営業日や取引市場の営業時間によってスワップする日数が変化していきます。

ちなみに、外国為替市場では、スポット・マーケットの他にスワップ・マーケットというものがあります。実際のインターバンク市場では、フォワード・レートで取引されることはなく、スポット・レートとスワップ・レートが取引されています。

スポット・レートと金利からフォワード・レートが計算され、それからスポットを除いたレートがスワップ・レートですが、実際には利便性の観点から、スワップ・レートが取引されています。

したがって、顧客へのフォワード・レートはスポットレートにスワップレートを加減して提示されることになります。


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