外国為替レートの推移を押さえよう!

過去のスワップレート状況

米国サブプライムローンの影響

過去1年間の為替通貨相対指標を見てみたときに、ここ1年間でドルは他の通貨(ユーロ、円、カナダ、オセアニア)と比べてどの程度金利に差が生じているのか、高いのか、低いのか、または円はどの程度ドルと比べて低いのかなどが知ることができます。

オセアニア通貨と豪ドルは高く、ユーロ、ポンドはまずまず。スイス、カナダ、米ドルはあまり変わリません。円は他の国の通貨に比べるとかなり低いと言えるでしょう。

米ドルも円に比べると高いですが、決してすごく高いとは言えないのが現状です。スワップレートは為替レートの影響を直に受けるので、為替レートにも注意をしたほうがいいと思います。

昨年はオセアニア通貨は大きく落ち込んでいました。そのため相対的には一番大きく上昇しています。円はというと、円高一色だったため安値圏だったといえるでしょう。通貨単独での高いか、低いかが分かるということはスワップレートの際にも非常に重要なことだとおもいます。

また、過去数ヶ月、米国サブプライムローン問題が欧州系金融機関に波及したことで、短期金利の動きがはげしくなりました。

特にニュージーランドドルはショートスワップレートと金融市場に於ける短期金利との間に裁定が働かず、スワップ幅の乱高下を繰り返しています。マーケット情勢は落ち着かず、日増しに実際にカバー銀行から受け取るスワップレートとの乖離が大きくなっています。

レートはどのように転んでいくのかは、理論を越える場合があります。その時のために、リスクをきちんと考慮することが大切だと思います。


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