ドル円とスワップレートの推移を学ぼう!

ドル円とスワップレート

ドル・円スワップ取引

スワップレートは4月以降やはり4%台まで低下しましたが、8月には5%台半ばまで上昇しました。その後4%台へ低下したのですが、再び10月には6%近くまで上昇し、その後は3%台で推移しています。

徐々に取引量が回復し、今年の4〜5月にかけて急激な円高が生じましたが、それでも取引量は一向に減る気配を見せません。

急激な円高により、ドル買い・円売りポジションを仕方なくドル売り・円買い決済するという投資行動が取引高を増やしたとの見方もあります。

一方、ドル買いの意欲も相当根強いという指摘もあります。6月には、昨年の12月の1日平均取引量を上回り、7月も高水準をキープしている現状です

ドル・円スワップ取引は、円資金市場、ドル資金市場、そしてドル円直物取引市場のデリバティブ取引です。この3つの原資産市場での価格から、ドル円スワップレートは決定されるのですが、ジャパン・プレミアムが生じていた期間、ドル・円スワップレートが理論値から離れ、原資産価格の動きだけでは分からない動きをしていました。

1ヶ月以上にわたってドル・円スワップレートが理論値を上回る状況が続いたのです。つまり実際のスワップレートは、直物の円が割高、先渡しの円が割安という状態にあったわけです。

スワップレートは理論では説明ができない事も起こりうるので、その点注意深く見ておく必要があります。


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