飛騨弁とは
飛騨高山特有の方言
飛騨高山の方言を「飛騨弁」といいます。飛騨高山は盆地にあり、標高は500m以上。 周りは北アルプスなどの山々に囲まれています。
昔の飛騨地方は、今よりもっと雪が降ったそうです。私がまだ生まれる前には、 大雪で橋が崩壊したこともあるとか。1年の半分は雪に覆われることもありますから、 周りから隔離された状態になるわけです。
飛騨高山の漬物、朴葉味噌などは、冬の間の保存食として重宝されてきました。 そして、話す言葉も独特のものとなっていったのです。
ツアーなどでホテルに泊まると、なかなか飛騨弁を聞けないかもしれません。 従業員が高山出身者でないことが多いですから。できれば民宿や旅館のほうが、 飛騨らしさを味わえるはずです。
朝は早起きをして、飛騨の街に繰り出しましょう!宮川朝市や陣屋前朝市では、 朝採り果物や飛騨の民芸品が所狭しと並びます。
朝市では、年配の女性がお店を開いていることが多いです。 中には80歳を越える方までいらっしゃいます。やさしい飛騨弁で話し掛けてきてくれますよ〜
女性が飛騨弁を話すと、とても女性らしく感じます。以前はそんなこと思いませんでした。 飛騨を離れてから得られた感覚です。 飛騨弁は語尾が特徴的です。「○○なんやさ〜」「○○やもんでな」など、 初めて聞くと違和感があるかもしれません。しかし聞きなれると、癖になるかもしれませんよ(笑)
飛騨弁の例
代表的な飛騨弁
以下に、代表的な飛騨弁をいくつか挙げておきます! 高山に観光できた際には、ぜひ飛騨弁で話しかけてみてください (^^)
- はんちゅくたい・・・腹が立つ
- せわしない・・・あわただしい
- えらい・・・大変、体の具合が悪いなど
- やわう・・・用意する
- あんきになる・・・元気になる
- だしかん・・・ダメ!
- 雪またいじ・・・雪かき
- おいでんさった・・・きてくれました
- ほかる・・・捨てる
- ぎょうさん・・・たくさん
- だっしょもない・・・散らかっている
- かんにな・・・ごめんな
- げばいた・・・失敗した
- ちょける・・・ふざける
飛騨弁を話す人によって、多少ニュアンスの違いなどがあるかもしれません。 まあ、余り神経質にならずに、高山に来たときは、気楽に使ってみてください (^^)
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